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J2第9節 栃木SCVS水戸ホーリーホック

2014042601

バックスタンドでビールの炭酸と物語が吐き出される。
森のベッドに沈むピッチの上では37歳のセンターバックが今日も戦う。
記憶の点は現実の線に結ばれる。

〔J'sGOAL〕2014 J2 第9節 栃木 vs 水戸

2014042604

瀬沼のバックステップに身体をぶつけ、一瞬早く宙に向かう。
左サイドバック裏へのスルーパスにスクリーンを掛けて、廣瀬の飛び出しからボールを守る。
大久保が早くも投入されて、ロングフィードの弾幕が厚さを増すと、声を飛ばしてホルダーへの
アプローチや新里のポジションを動かす。
現在を戦う冨田の姿を見て、過去を懐かしむ言葉を全て飲み込む。
一挙手一投足を目に焼き付けて、静かに手を叩いた。

2014042603

ホームチームはボールを奪えず、ジリジリとペナ周辺まで撤退する。
球際へ寄せ切れず、ボックスの角を奪われる。
背番号8が一際映える。中里の左足が黄色のユニフォームの背後を次々と襲う。
辛うじて絡め取ったボールも最終ラインの繋ぎが不安定で、中盤の重心を自陣に繋ぎ止める。
結果として攻守の切り替えが萎縮する。水戸が優勢に試合を進める。

2014042605

ハーフタイム、急いでその髪の明るい男にカメラのズームを合わせる。ああ、重松だったか。

順番にポスト際を狙ってシュートを打ちこむベンチメンバーを頬杖をついて漫然と眺める。
そんな中、明らかに質が異なる、しかしその殆どクロスバーを越えて行く弾道を放つ選手に
身を乗り出す。
強く、時に制御不能な回転のボールには強い自己顕示が乗せられていた。

確かにベンチに留まる理由は存在する。そして虎視眈々と心と足を磨き続ける男が居る。
改めてJリーグって凄い世界だなと思う。

2014042602

近藤はサイドで風格を纏い、仕掛けだけで無く、ゲームを作る。
廣瀬が局地戦からフラクタル構造に風穴を開ける。
榎本はニアに鍵を掛けて、均衡を保つ。

そして、湯澤がスタンドを沸かせた。カウンターから30mをドリブルで疾走する。
右サイドへの展開から決定機への道筋が見えたが、判断が遅れ、バイタル手前で潰される。
しかし、スタンドは手を叩き、ピッチへ声援を送る。それこそがこの場所での正解だ。

失点後、大久保を投入した栃木は前線へのロングフィードを中心に圧し返す。
しかし、水戸の最終ラインは動乱を見極め、サイドの蓋と中盤のプレスバックで凌ぐ。
スコアこそ1-0だったが試合は水戸の完勝に終わる。

初夏を思わせる熱気の中、スタジアムを後にする。
背後ではアウェイサポのファンファーレと熱狂が続く。
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