現世界は可能な(ありうる)世界の中で最善である。
もしもライプニッツがフットボール好きだったとしても、そう考えただろうか。
いやあ、怪しいと思うなあ。ミスが限りなく連続するこのゲームを見ていると、現実こそが
最悪の選択肢だとすら思われる。間違いなく他の選択肢こそが最善だったな・・・って。
で、バレンシアのビジャ。この選手はちょっと違う。
選択肢が無数に転がるゲームの中で、この男だけが必然を見つけているかの様な
印象すら与える。
EUROの時にも書いたが、シュートを外さないんだよなあ。
当然の事ながら、それは事実ではなく、あくまでも印象なんだけれども。
そこでその印象はどこから来るのかなあと。
まずプレーを見ていて実際のプレー後にその他の選択肢(イメージ)が想い浮かぶ事が
少ない事。あくまでも理論的にでは無く、感情的に共感出来る。
ゴール前の場面では打つ。サイドでの1対1では勝負する。判断がダイレクト。
シュートを外した場面ですら、他の選手ではシュートにすら行けなかったかもな・・・と
思う事が多い。だからかな。「外している」という印象は無い。
「バレンシア-ビジャレアル」は見所一杯でした。
ビジャのゴールは勿論、早十お気に入りのシルバにも唸らされた。
ホアキンは復活しつつあるのかな。ドリブルでぶち抜く場面が目立つ。
マタも良く動き、積極的なプレーをする選手ですねえ。
あまりプレーを見た事が無かったが、面白かった。
ビジャレアルでは、何よりもイバガサのプレーにお腹一杯っす!
相変わらず相手との駆け引きが抜群に上手い。ループに股抜き、何でもアリだな。
トラップでボールを置く場所や、相手の視野を外すボールの運び方を見ているだけで
面白すぎます。
ゲームは終盤の劇的な展開でドロー(3-3)に。いやあ面白かった。
大満足なワシが「現実は最善である」と考えるかと言ったら、そんな事は全く無し。
やっぱり、依然として「現実は最悪の選択肢の一つ」だ。理由は判っている。
その前に紛れも無いクソ試合(「ストーク-リバプール」)を観てしまったからだな(苦笑)
ストークは終盤、『三浦采配』でなんとか引き分けに持ち込みましたね(笑)
| ぴちょん | 2009/01/12 15:56 | URL |