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トミダイ、また会う日まで

埼玉への転居を機にオレンジ色のクラブが心の隅に居座り始めた。
翌年、テレ玉で開幕戦(ホーム千葉戦)を観てしまったのがまずかったかなあ。

2006年9月10日。初めて訪れた埼玉スタジアムでその男は左SBに居た。
実際のところ、そのゲームでの冨田に関する記憶は全く残っていない。
生観戦で最も心惹かれた久永の姿や、トニーニョと平岡(何故かスタメンだった)
両CBのプレイは微かに記憶に残っているが、冨田の姿は思い出せない。

当時、彼自身のキャリアや昇格に貢献した功績などについては良く知らなかったが、
冨田が特別な選手になる迄には多くの時間を要しなかった。
大宮を「自分のクラブ」だと感じるようになるにつれて、その気持ちは大きくなる。
今振り返ると、冨田に対する視線と「自らのクラブ」を出来る限り理解しようという気持ちを
重ね合わせていたのかもしれない。あ、三浦監督に対する視線も同じだったのかも(笑)


打点の高いヘディングと堅実な1対1には目を惹かれたが、スピードに優れたタイプ
では無く、キックの精度やボールコントロール等に秀でている訳でも無い。
決して身体能力や素質に恵まれた選手では無いと思う。そのような選手がJ1の舞台で
安定したプレイを続けられるのは、不断の努力でコンディションを整え、類稀な集中力で
ポジショニングや状況判断に神経を研ぎ澄ます事が出来るからだろう。

チームの為に自らの役割を全う出来る献身性と練習や試合前の姿から伝わる継続性。
そのプロフェッショナリズムこそが優れた才能だと思う。

振り返ると2007年は本当に苦しいシーズンだった。
ロバート体制で迎えた大宮にとっては勿論、冨田自身にとっても苦しいシーズンだった。
開幕からレギュラーの座を失った冨田だったが、名古屋戦で先発を果たすと初勝利に貢献。
試合後のロッカールームでロバートは「冨田は、練習中から100パーセントの力でプレー
していた。彼をスタメンで起用したのは、そうした彼の取り組み方の結果だ」と語った。
その後は主力として低迷するチームを最後方から支え続けた。
極度の得点力不足に苦しむチームを残留に導いたレアンドロとのコンビは忘れられない。

FC東京戦での涙。それが彼の本質を何よりも表していると思う。

今シーズン、片岡がCBとしての躍進を見せる一方、冨田はホーム山形戦をきっかけに
一時ベンチからも外れる事となる。
その後、シーズン途中に盟友でもあるキャプテンの慶行が移籍を求める不穏なチーム
状況の中、冨田は出番を待ち続けた。ピッチ上に姿が無かったとしても、そんな冨田の
存在が心の拠り所の一つだったのはワシだけでは無いと思う。

そして例年通りの残留争いに巻き込まれた終盤戦、冨田はやはりそこに居た。
アウェー浦和戦で左SBでスタメン起用され、チームは貴重な勝ち点3を挙げる。
山形戦、柏戦でも粘り強い守備でまたも残留の為に力を尽くしてくれた。

冨田はいつでもそこに居た。

とにかく寂しい。大宮でのプレーが観られなくなる事が本当に寂しい。
ひとまずは別々の道を歩む事になりますが今後の活躍を期待しています。
どこに行っても応援するよ。

P1010137.jpg

暫くの間は苦しい時に冨田の姿を思い浮かべてしまうだろう。
その後ろ姿が見えなくなるまで、もっともっと強くなりたい。

冨田、本当にありがとう。また会う日まで。

| 大宮アルディージャ | 23:38 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

2006年の開幕戦はそりゃあ勘違いをしました。
これは上位も狙えるんじゃないかと(笑
冨田は三浦さんのチョイ悪采配(苦笑)でボランチで出てました。

hisauさんも触れられている2007年駒場での名古屋戦は印象的でしたね。
ヨンセンが冨田の事を褒めていた記憶があります。

とにかく頭の良い選手ですよね。冨田は。
自分に何ができて何ができないかをよく知っていて、知略を巡らせて相手FWと対峙する。
よく頭脳派という形容をされる選手がいますけど、冨田はまさにそれで。
冨田の大宮加入と大宮の浮上は見事にリンクしてるんですよね。
大宮というクラブにとって、この決断はどう出るかは知る由もないですが、
本人の言葉のとおり「一つの時代が終わった」のでしょう。

| スーザン | 2009/12/14 23:03 | URL |

スーザンさん

コメントありがとうございます。

2006年の開幕戦はスペクタクルでしたよね。
先行知識ゼロでTVを観ていた私は「このチーム面白い!」って
思いましたもん。その後直ぐに真実に気付かされる訳ですが(苦笑)
冨田、ボランチだったんですよね~。今考えるとビックリです。

冨田のプレーを観ていると、守備の極意が伝わってきます。
スーザンさんの仰る通り、自分の能力をしっかりと把握しているが故に、
駆け引きで相手との差を消す動きや、プレーが目立ちました。
判断の確かさも大きな武器だったと思います。

>冨田の大宮加入と大宮の浮上は見事にリンクしてるんですよね。
そうですよね。昇格への貢献は知らないのですが、J1残留の陰には
常に冨田の姿がありましたよね。
いずれにしても冨田、波戸の契約満了は大きな決断となりそうですね。

とにかく、塚本や福田等、若手選手の奮起に期待したいところです!

| hisau | 2009/12/15 01:34 | URL |















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