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J1第1節 VSセレッソ大阪(NACK5スタジアム大宮)

スタジアムに多くの感情が溢れる。
試合前、ピッチに現れた泰史に対して降り注ぐ拍手と声援。
新たなシーズンに賭ける両チームの想い。
ゴール後、スタンドの泰史に背番号2のVサインを誇らしげに掲げる選手達。
試合後にセレッソサポから沸き起こった「塚本」コールと「アルディージャ!」のエール。
そして、泰史の笑顔。
ピッチを濡らすのは、大きな感謝で出来た涙雨だった。

〔大宮公式〕J1 第1節 セレッソ大阪戦の試合結果

P1020099.jpg

P1020102.jpg

試合前、泰史がピッチに立つ。
四方に深々と頭を下げる姿に、スタジアムが万雷の拍手と歓声で包まれる。
大宮サポの「泰史」コールとセレッソサポの「塚本」コール。
どんな素晴らしいゴールにも勝る、感動的な瞬間だったと思う。
何よりも泰史の顔が見られて嬉しかった。

泰史が一旦下がり、大宮のスタメンを迎える頃には不思議な程の落ち着きが心を占めた。
それが自信から来るのか、何らかの覚悟から来るのかは分からなかったけど。

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序盤、積極的なプレッシングでペースを掴んだ大宮は、迷う事無く両翼を拡げる。
杉山が果敢なオーバーラップで右サイドを押し込み、丹念なボールタッチと細やかな
ポジショニングで、村上が左サイドの連携を支える。新たな歯車は滑らかに回り始めた。

14分、シティカップと同じく早十の左足から貴重な先制点が生まれる。
インスイングで叩いた鋭いCKが相手GK松井の手を掠めて、直接ゴールに吸い込まれた。

このゲーム、大宮は張監督の言葉通りの「積極的な守備」を表現した。
慎とヨンハが相手陣内でマルチネスとマルセウを照準に捕え、アプローチを試みる。
全体像に目を移すと、サイドや自陣には相当のリスクを負っていたが、相手の前線の
能力やシステムでのミスマッチを考えると、極めて的確な戦い方だったと思う。
自陣のマッチアップを同数にまで削ぎ落とし、相手の逆サイドの展開には相当の余地を
与えながらも、徹底的にボールの出所に狙いを定める。

守備時の数的優位に対する意識が積み重なり、攻撃がその妥協の上に成り立つ。
守備から逆算された攻撃、と言い換えても良い。
バランスを求めるが故のアンバランス。
そんな大宮にとっては見慣れたシーンが、この日は異なった。
アンバランスな陣形を辞さない意思が、闘い方のバランスを保った。
潜在的な数的優位に縛られずに、高い位置でボールを奪うという姿勢を貫いた事で、
結果的には香川や乾が良い形でボールを受けるシーンを減らす事に成功する。

44分、主税の浮き球に抜け出したラファがボックスに侵入。
アウトでの持ち出しと深い切り返しで上本を振り切り、グラウンダーのクロス。
相手DFの前に動き直した直樹が合わせて、セレッソのゴールを破る。
縦に早い攻撃と2トップのコンビネーションが結実した素晴らしいゴールだった。

P1020111.jpg

魔のスコアでもある2点差。しかし、後半キックオフの瞬間に懸念は消える。
笛が鳴り、大宮の2トップが相手陣内に侵入すると瞬時に5対5の状況が作られる。
主税が右サイドで上本を牽制し、早十がインサイドに絞ってマルセウを見張る。
キックオフ直後、キーパーにボールを下げさせたシーンからは、後半に挑むチームの
継続性を感じた。(4バックに移行した相手に、4枚で合わせた後半30分過ぎのシーンも同様)

後半3分、村上のカットインに杉山が呼応してバイタルに突入。
村上の見事な浮き球を受けた杉山がGKと1対1を迎えるがシュートはゴール右へ。
シティカップでも見られた、両SBがフィニッシュに絡む決定機だった。
いやあ、展開の素晴らしさや時間帯を考えると決めて欲しかったなあ・・・。

2点を追うセレッソは中盤から前線への経路を断たれ、強力な前線を活かせなかった。
ピッチコンディションの影響か、パスワークの乱れ(特にDFライン)に助けられるシーンも
多かった。局面での連携不足も感じられ、開幕戦で当たったのは幸運だったかもなあ。
香川はさすがに怖い選手だったが、後半20分位までは前を向くシーン自体を作らせなかったね。
トップのアドリアーノについてはどんな選手かすら知らなかったけど、ポテンシャルは高そう。
スピードに乗ると止める事が難しく、フィジカルも強いですな。深谷が相当手を焼かされた。


後半20分を過ぎると、4バックに変更したセレッソが徐々に押し返す。
杉山のサイドから繰り返し侵入を許し、自陣に押し込まれ始める。
しかし、勝負を決めたのは、流れに屈しない杉山の攻撃的な攻め上がりだった。
後半35分、カウンターで自陣からドリブルで仕掛けた杉山がファウルを受ける。
マトのFKはクロスバーに弾かれるが、跳ね返りをラファがボレーで合わせて3点目!!
歓喜と共に選手達がゴール裏に掲げられた背番号2のユニフォームに駆け寄る。

終盤、セレッソの攻撃を北野がファインセーブで防ぐと、完封で開幕戦を飾った。
フィジカル、メンタルの充実を感じさせるゲーム。
攻撃的な姿勢が貫かれた事も嬉しい。
それだけに、終了間際に自ら崩れ落ちたラファだけが心残りですね・・・。

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主税と泰史の抱擁。泰史への想いが溢れた試合後の主税のインタビューにも感動。
「出来過ぎ」ってのも含めて(笑)、想いを代弁してくれた。


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次々と泰史に歩み寄るチームメイト。本当に「チーム」というモノを感じさせてくれる一日だった。

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主税と共にお立ち台に上がる泰史。次はお前の番だ。負けるなよ泰史!!


【雑感】

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・セレッソサポの皆様、本当にありがとうございました。
 泰史を励ます横断幕と大きな声援。そして、募金の素早いアクションも。
 雨の激しさが増す試合終了後も多くのサポーターが残り、泰史を迎えてくれました。
 泰史の姿には涙よりも笑顔で応える事が出来ましたが、セレッソサポの皆様の
 「塚本」コールと「アルディージャ」コールには、流石に堪える事が出来なかった・・・。
 忘れ難い一日となりました。本当に本当にありがとう。

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・シティカップに引き続き、攻撃の中心としてピッチに君臨したラファ。
自在なタッチで時間を操り、柔軟なポジショニングで攻撃の組み立てに大きく貢献した。
「タイシに力を与えようと話し合った試合だったが、逆にタイシに力をもらった
試合です」
というコメントに、彼の人間性が表れていますね~。
終了間際の負傷退場が心配だったが、全治2ヶ月かあ・・・。好事魔多し。
調子が良さそうだっただけに尚更無念だろうな・・・。チームにとっても痛過ぎる。

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・尽きる事無く中盤を追い越し、攻撃に厚みを付けた杉山。熱かったな~。
正直、勢いのあるスタイルがゴール前でのガス欠に繋がるシーンは今後も増えると思う。
しかし、そこに現れる事が大事だよねえ。何よりもワクワクするわ。
彼の周辺でどれだけ波を起こせるかが、今年のチームにとってはポイントの一つだろう。 
危うさも漂う絞り気味のポジショニングは、カバーリングを重んじる戦術的な意図と走力に対する自信の
表れだと、都合良く(笑)解釈してみる。


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・北野は当然の様な雰囲気を纏いながら、ゴールに鍵を掛け続けた。
終盤は香川の左足ミドルや播戸のヘッドをファインセーブ、無失点に貢献。
安定したキャッチング同様、監督の信頼とサポの期待をしっかりと受け止めた。

・主税は2点目の起点(見事なロビング)となり、気迫のこもったミドルを2発。
守備面でも高い位置でのプレッシングの先鋒役として機能した。

・ピッチ中央で存在感を発揮したヨンハ。これぞセンターハーフでしたね。
深いタックルに目を奪われがちだが、周囲の機動力を味方につけたポジショニングと
冴えを見せたアンティシペーションも見逃せない。
このゲームでは機会こそ少なかったが、急所を突く力強い楔も見られた。
攻守において「あと一歩」が出せる。今後も楽しみな存在だな。

P1020153.jpg

・お立ち台は早十。幸運も手伝ったと思いますが、先制点を導いた直接CKは見事でした。
この日はセットプレーでのキックの精度が総じて高かったなあ(深谷のヘッドのシーン等)。
後輩でもある泰史へ見事なプレイで応えた。

・(追記)忘れとった(笑)大宮が単独首位ですよ!!
慌てて順位表をプリントスクリーンするワシは、最低のサポだ(苦笑)

P1020158.jpg
何とも怪しい画像(笑)ですがアルディとの抱擁。

P1020159.jpg

「・・・今、自分の夢は、日本代表に入るとか、ワールドカップに出るとか、
そういうことではなく、ただ純粋にサッカーがしたい。ピッチを全力で走り、
仲間のみんなとまた笑いながらサッカーをしたい、それだけです」


試合後、泰史の記者会見が行われた。
今はただ、泰史のメッセージがより多くの人々の心に届く事を願う。
そして、泰史に「お帰り」と言える日を楽しみに待ちたい。

| 大宮アルディージャ | 22:21 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

塚本の精悍な顔つきを見て安心しました。
必ずやまたあの場所に帰ってくるだろうと信じられた。

張さんのやりたいサッカーが朧げながら見えた気がします(笑

昨年hisauさんが仰られていましたが、
塚本よりも土岐田を重用した理由の一端を垣間見たような気がします。
杉山は今年の大宮を良くも悪くも象徴する存在となるでしょうね。
あのサイドの活動量を支えているのが他ならぬラファエルのキープ力なので
今後に多少不安はありますが。そこはまあ他のFW陣には千載一遇のチャンスでもあり。

北野の抜群の安定感や深谷の相も変わらぬラフファイターぶりとか(苦笑
村上のバランス感覚やタッチを割らないクリアやフィードも良かった。
良い選手たちが来てくれたなという印象です。
個人的に特に目を引いたのはヨンハでしょうか。
激しい当たりは言わずもがなで、ボールや人へのアプローチも的確。
捕まえたらしっかり仕事を遂行する姿は青木の良き手本となりそうです。

ファンフェスタは野暮用が重なり、さいたまシティカップも不参戦・・・。
試合前にご挨拶させていただければと思っていたのですが、
仕事の影響もあってスタジアム入りが遅くなりまして・・・。
今度改めてご挨拶させていただきます。今年もよろしくお願いします。

| スーザン | 2010/03/09 23:48 | URL |

お疲れ様でした~
私は帰りの車の中で、携帯サイトの順位表を
画面メモしましたよ!!(笑)

アルディと泰史の抱擁は、明らかに職権乱用。
初めてアルディに嫉妬心を覚えました(苦笑)

北野は、身長から見ると江角よりも小さいのですが
不思議と大きく見えますね。
背中が頼もしかったです。
そんなに上背がない清水の良いお手本かも。

ラファエル、2ヶ月の戦線離脱でまた激震でしたけど
ウチラの藤田がきっとやってくれると思います。
ってか、やらないとイカンでしょー!

| アル子 | 2010/03/10 10:54 | URL | ≫ EDIT

スーザンさん

こんばんは。今シーズンもよろしくお願いします。

泰史の表情にはいつも心を動かされますね。
私も泰史の帰りを信じています。

サイドを重視したダイナミックなフットボール。
セレッソとの噛み合わせの良さも手伝ったと思いますが、なかなかの
出来でしたよね~。スーザンさんが仰る通り、ラファへの依存の高さが
今後どう出るか・・・ですね。7秒攻撃再燃・・・にならなければ良いのですが(苦笑)
また、新加入の杉山、村上のスタイルに負うところが大きいので、層の薄さも
気になります。チームとしてどれだけ続ける事が出来るのか、ですね。

>個人的に特に目を引いたのはヨンハでしょうか。
ヨンハ、面白いですよね。ファウルの基準に苦しみそうですが(笑)
実力的にはかなり奥がありそうですね。攻撃もイケそうな気がしています。

こちらこそ、スタジアムでお会いする際はよろしくお願いします!

| hisau | 2010/03/10 22:16 | URL |

アル子さん

こんばんは。順位表、保存しちゃいますよね(笑)

>アルディと泰史の抱擁は、明らかに職権乱用。
その発想は無かったです(笑)
どうでも良い情報ですが、この日のアルディは女の子でしたね(断言)

北野、意外に?落ち着いていましたね。
ポジショニングが良いのだろうか?バタバタしないですね~。

ウチラの藤田、やってくれますかねえ・・・(笑)
こういう時こそ、やってくれない気がする私は本当にファンなんでしょうか(笑)
いや、イカンイカン。本人も今年は2ケタ得点を目標に上げていますし、
チームとしても、ここでやってくれないと本当に困りますよね!!

| hisau | 2010/03/10 22:27 | URL |















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