being there 

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

練習試合 VS栃木SC(7月24日志木グラウンド)

2011072401.jpg

坂道を下ると、直樹の姿が目に入る。
練習試合とは別のグラウンドでコーチ相手にボールを蹴る。
その静かな佇まいを見ながら、早くも復活を待ち遠しく思う。

2011072402.jpg

仙台戦の翌日。志木グラウンドで行われた栃木との練習試合を見学に行ってきました。

〔大宮公式〕7/24(日)栃木SCとの練習試合結果

試合前、ウォーミングアップを終え、ユニフォームに着替える選手達に対して鈴木監督が
ホワイトボードを指し示しながら、丹念に語りかける。

ゲームのテーマ、チームとして意識すべき課題。その為に求められる動きやその優先順位。
攻守の切り換えの徹底とチーム全体のポジションバランスについて、再び言葉が費やされる。

アルディージャの先発。2トップは慎太郎と金久保。中盤右サイドに渡部、左に大剛。
センターは慎と早十がコンビを組む。最終ラインは右から木原、深谷、片岡、規郎。GK江角。

栃木SCの先発。布陣はお馴染みの4-4-2。2トップは河原とサビア(何故か背番号18)。
中盤は右に杉本、左に入江(アレ、今はスタメンでは無いのか)。センターに鴨志田と小野寺。
ディフェンスは右から西澤、背番号28(不明)、大久保、那須川。GKは武田。 
※基本的に背番号による判断なので、間違っていればスイマセン。

2011072403.jpg

ゲーム開始。
大宮がディフェンスラインからサイドへボールを展開する。
栃木のブロックがそれに応じて上下左右に動く。選手同士が手を繋いでいるかの様な動き。
慎と早十がなかなかボールを引き出せず、ブロックの外をボールが回る。
暫くは栃木のボールオリエンテッドなゾーンディフェンスを堪能する事に。うーむ。

横幅のコンパクトネスとファーストディフェンスの徹底。オリジナルポジションへの帰陣の
早さ。ゲーム中のコーチングもチームとしての焦点が絞り込まれている事を印象付ける。

余談ですが、「ゾーンディフェンス」という言葉の取り扱いはなかなか難儀ですね。今時、マンマークをチーム
戦術とするチームは絶滅しており、「ゾーンディフェンス」という括り自体に余り意味は無く、場合に拠っては
濫用となる。例えば、松田監督と三浦俊也を同列で語る事には無理がある。また、単に相手を待ち受ける
だけの消極的な守備をゾーンディフェンスと呼ぶ事に至っては、流石に抵抗がある。そんな中、細部まで
組織化された栃木の守備には、相変わらず注目点が多いと感じる。


双方の試合の入りは堅い。その中では、網を抜けて泳ぎ回る金久保の動きが目につく。
前線に陣取る時間は少なく、ディフェンスラインの前でボールを呼び、時には中盤の底に
降りて、中央にギャップを探す。慎とのワンツーで抜け出して、キーパーと1対1のシーンを
作り、規郎とのパス交換で左サイドを揺さぶる。裏への飛び出しも旺盛。打開の意欲は強い。

全体としては、中を閉じられて、サイドに追いやられる展開が続く。カウンターの匂いも漂う。
大宮はなかなか前線にボールを付ける事が出来ない。
ボールサイドへのスライドの徹底とブロックの横幅が狭いという栃木の守備組織を観ると、
素早く逆サイドへ展開する事が攻略の糸口として求められる。
実際、ビルドアップ時に高めに位置を取る規郎へスピードのあるボールが渡ると、攻撃に
余裕が生まれる。後は事前に中央のエリアで効果的な溜めを作る事が出来るかどうか。

2011072404.jpg

時間の経過と共に、大剛が中央でのプレイを増やす。自らが中央のパス交換に顔を出し、
規郎の滑走路を開く。金久保はブロックから逃げる動き出しも見せている。
しかし、攻撃全体を見ると、肝心のサイドを変えるプレイでのミスが続く。

30分過ぎ、サビアが深谷を個人技で振り切り、ボックスに侵入。守備陣が辛くも防ぐと、
早十から左サイドの金久保へ素早く展開。順がバイタルへドリブルでカットイン開始し、
相手マーカーを引き連れながらヒールでボールを残すと、順と交差しながら、大剛が裏の
スペースへ出現。左足のループシュートで相手GKの頭上を抜く。
流れる様な速攻から見事な先制点。河川敷の観客から拍手が起きる。

ゴールという結果を除いても、この日最も印象に残ったのは大剛のプレイでした。
試合の流れを見極め、中央のエリアで攻撃にアクセントを加える。
初スタメンの新潟戦で既に明らかだった通り、スペースを活かす直線系のアタッカーという
印象は「他サポのワシ」が見ていた薄っぺらなイメージだったみたい。
限られた時間と空間の中でプレイする頭脳と足元を持つ、深みのあるプレイヤーだなと。

2011072405.jpg

数分後、早十のパスミスをサビアから杉本へと右サイドで繋がれて、最後はゴール前の
河原にシュートを放たれるが何とかクリア。
栃木はカウンターからサイドへボールを運ぶが、FWのポスト後の崩しに工夫や厚みを欠く。

前半終了間際、慎太郎がバイタルでのターンからシュートを放つが、ゴール左へ逸れる。
ボールに触れる機会が少なかった慎太郎は、相手を背負う状況でファーストタッチが乱れる
シーンが目に付く一方、直後の踏ん張りや強引なターンで独力でシュートシーンに持ち込む
逞しさも見せる(後半にも同様のシーンあり)。

前半終了。

早速、前半のワンシーンをホワイトボードで再現し、何が足りず、いかに判断すべきかが
提示される。ハーフタイムに前半の具体的なシーンを素材とする、という手法は直接的。
右サイドの守備に関する修正点、ボールサイドでのポジショニングやサポート意識に関して、
それぞれ木原や慎太郎の名前が挙げられ、淡々とした雰囲気の中にも緊張が走る。
ボールから一番遠い選手が最もアラートすべき、という点にも具体性が備わっている。
その上で、理想論のみに終始せず、実際にプレイする上での難しさとリスクを掛ける事の
重要性にも触れ、選手の目線は織り込まれる。

相手の戦い方を整理し、その状況下でチームの意思統一を目指す。
本筋は揺るがない。「サッカーを追求する」という点に集約されている。
今ここで行われているゲームの向こう側に、サッカーという無限の地平が広がる。
ハーフタイムの鈴木監督の話を聴きながら、そんな風景を想像する。

2011072406.jpg

後半開始。両チーム共にGKを交代。大宮は江角に代えて慶記。栃木は鈴木が起用される。
48分、規郎が左45度からファーサイドに豪快に突き刺し、2-0。

その後、前半は今一つボールに絡めなかった渡部を起点にチャンスが生まれる。
惜しくも慎太郎の動きに合わなかったが、ドリブルで2人を交わしてのスルーパスや、
金久保との連携で右サイドを破り、ゴール前へ折り返す。
渡部がボールを持つと、木原の攻撃参加も増え始めた。右サイドが徐々に精彩を放つ。
60分過ぎには、木原のクロスを慎太郎が頭で合わせるが、クロスバーを越える。

60分以降は栃木がボールを持つ時間が増え始めた。
しかし、深谷と片岡を中心にサイドからのクロスを弾き返し、慎がバイタルを埋めると、
奪ったボールをしっかりと攻撃に結び付ける。

2011072407.jpg

前半に比べると中盤がややルーズな状況が見られる。
金久保と大剛が連動してブロックの間で受け、サイドの攻撃参加を引き出すと、
後半途中に渡部と交代で入った宮崎が、左サイドでドリブル突破を見せる。

大宮の運動量が減る。ハーフタイムの「疲れたらボールを回す様に」という言葉が頭を
掠めるが、規郎のロングフィードに慎太郎と金久保が裏を狙うシーンが続き、試合運びと
いう点では課題が残る終盤。栃木の攻勢が続く。
80分過ぎ、栃木が左サイドのアーリークロスからゴール(杉本のヘッダー)を決めて1点差
に詰め寄るが、終了間際に金久保、慎太郎が繋ぎ、裏に抜け出した宮崎が決めて3-1。
そのプレイで足を痛めて(腿裏か)退場した順に不安が募るが、自らの足でピッチを去る
姿に胸を撫で下ろす。試合終了。

2011072408.jpg

トランジションや相手の出方に合わせたゲームコントロールは感じられた。
しかし、チーム全体が堅い展開を打ち破るアクションを見せたとは言い難い。
皮肉にも主力組の力や成長を感じる部分が多く、この日の各選手のパフォーマンスには
バラつきが見られた。

発展途上。
チームがサッカーに正面から向き合う集団である限り、それは「希望」と同じ響きを持つ。
折り返しを迎えたシーズン後半。ファンとしては、あらゆる「希望」を心待ちにしたい。

| 大宮アルディージャ | 23:06 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://yankeehotelfoxtrot.blog17.fc2.com/tb.php/608-19bd18ba

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。