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J1第4節 VS名古屋グランパス(NACK5スタジアム大宮)

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土砂降りの帳の向こう側で、ボールを抱えた順が高々と拳を上げる。
その強いスピリットに神経が昂り、思わず叫び声を上げた。

終盤は相手の圧力に押し込まれ、何とか勝ち点1を守り切るだけに終わった。勝てない相手
では無かったけれど、天候やゲーム展開を考えると結果自体は受け容れるしか無い。
戦闘態勢は十分に感じられたし、前半は目指すべき攻撃も何度か観られた。
強い雨に祟られながらも、帰路の足取りはそれ程重くは無かった。

〔大宮公式〕試合結果: J1第4節 名古屋グランパス戦

暴風雨が予想されていた為、一人でスタジアムに行く事に。妻に「今日は勝てる気がする」
と全く根拠の無い(希望と予感だけはメッチャある)言葉を残し、出発。勝つぞ。

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スタジアムに到着し、スタメンを確認すると大剛とカムさんが居ない。体調不良か。
大宮のスタメン。GKは北野。カムさんが不在の右SBは渡部が先発。菊地、ヨングォン、下平
はこれまで通り。東の離脱、カルリーニョスの復活によって中盤にも変更があり。センター
は青木と康太の組み合わせ。カルさんはトップ下に入り、右サイドに金久保、左にヨンチョル。
ワントップはラファ。初スタメンの順と康太とカルさんの同時起用に期待が高まる。

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立ち上がりから大宮がボールを繋いで主導権を握る。
名古屋はセンターのダニルソンが孤立する事が多く、中盤のバランスが悪い。
両サイドの永井と金崎が高い位置を窺う一方で、従来通り、相手ボール時の最終ラインの
撤退は早い。その為、トランジション時に前後が分断し、バイタル周辺に大きなスペースが
空く。トップ下に配されたカルリーニョスが頻繁にダニルソンの脇に侵入し、中継点として
ボールを受けて、捌く。良いリズム。

強風の中、北野へのバックパスを織り交ぜながら、グラウンダーでのパスを中心に慎重に
組み立てる。相手のプレッシャーが弱い事もあり、余裕を持ってフィニッシュに繋げる事は
出来ていた。名古屋は前節の新潟戦でも簡単にミドルを打たれており、ある程度遠目から
でも狙っていきたいところ。

しかし、15分過ぎから自らのミスでリズムを崩し始めた。青木のロストから決定的なカウン
ターを食らい、左サイドの連携ミスからフィニッシュまで持ち込まれる。
マズい展開だな・・・と思いながらも、こういう展開こそ腰を据えた攻撃でペースを取り戻し
てくれる事に期待する。

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多分、24分位だったかな(テキトー)、チームの姿にじわりと感心。
低い位置から丹念にボールを繋ぎ、ハーフライン付近ではカルさんと康太が相手のアプ
ローチを交わして、ディフェンスラインとパスを交換しながら、サイドへ振る。
左サイドでヨンチョルが押し込み、崩しに詰まったら中央の康太を経由して右に展開。順が
ボールを受けると、渡部が勢い良く外を駆け上がる。
恐らく30秒程度は相手にボールを渡さなかったシーンがあったと思う。最終的にゴール前
で弾き返せば・・・という相手の大雑把な守り方を差し引くとしても、堂々とリズムを掴み返す
チームに、自信を深め、強く手を叩く。

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前半終了間際、ビッグチャンスが訪れる。最終ラインの裏のスペースにこぼれたボールに
ラファが反応。タッチライン際へ大きく飛び出した楢崎を股抜きで交わすと、無人のゴール
目掛けてドリブル。シュートコースを切る相手を見て、ラファはゴール前の青木へ折り返す
が、腰砕けの様に体勢を崩した直後に放った青木のシュートは大きくクロスバーを越える。
青木以上にコッチの腰が砕けた。このワンプレイで敗戦すら覚悟する。それ程決定的な
シュートミスだった。

直後、速攻から永井がシュートを放つが、北野が左手一本で止める。絵に描いた様な負け
パターンの流れを一旦食い止める。前半終了。
猛スピードで雲が流れる。しかし、まだ空は持ち堪えていた。

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後半開始。48分、早々にゴールを割られる。闘莉王の持ち上がりから、バイタルの玉田が
足裏で繋ぐと、ダニルソンが左足を振り抜く。前半から当たっていた北野が僅かに触った
様にも見えたが、地を這う強烈なミドルがそのままゴール右隅に突き刺さった。
前半の内容が悪くなかっただけに、ガックリと来る失点。時間は最悪だし、守備が崩された
訳でも無いのが逆に堪える。こういう得点で相手にショックを与えるのが名古屋の強さの
源の様な気がするわ。やられていないのに、完璧にやられているっていうね。

失点直後から、滝の様に雨が落ち始めた。雨脚が非常に強く、視界が悪い。
ボールを繋いで相手の間隙を突きたい大宮にとっては、更に苦しい展開。このまま嵐が続く
様だと、大味な攻防になる事は避けられず、すなわち名古屋に誂え向きのゲームになる。
球際で闘い、小さなチャンスを確実にモノにするしか無い。

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55分、同点に追い付く。闘莉王が自陣でアウトサイドを使ったパスをコントロールミス。
康太からボールを受けたヨンチョルがドリブル。左45度から強引に放った左足のシュートが
相手ディフェンスに当たり、角度が変わる。ファーからゴール前に飛び込んだ金久保が体を
空中で折り曲げて反応すると、強烈なボレーでネットを揺らす。同点!!

このまま逆転!と願うが、時間と共に選手同士の距離が離れ、蹴り合いの様相が強まる。
繋いで相手を押し返す事が難しくなり、前線でセカンドを拾う事も出来ない為、相手の圧力
を正面から受け止めるシーンが増える。前半から体の切れを欠くケネディは何とか抑え込む
ものの、急所でボールを引き出す玉田や金崎の飛び出しには翻弄される。しかし、枠内の
シュートを北野が次々と弾き出し、窮地を凌ぐ。

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大宮は攻撃に出られず、防戦一方。自陣の守りでは局地戦が増え、ファウルで止める場面
も増えてきた。苦しい展開。
康太に代わって、長谷川が入る。カルさんをセンターに下げて、長谷川には前線の守備と
セカンドを狙わせる算段。しかし、ラファと長谷川に中盤が絡めず、単発のクリアが続く。

終盤、名古屋はダニエルを最終ラインに投入し、闘莉王を前線に上げる。
大宮も深谷を投入。相手の前線との数を合わせ、エアバトルに備える。目標は勝ち点1に
切り替えられた。
ラストプレイ。闘莉王がヘッダーで飛び込むが、ヨングォンが体を捩じ込み、クリア。
4分のアディショナルタイムを乗り切り、辛くも勝ち点1を得た。

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最後に選手交代に関する感想をダラダラと。
試合中、余程の事が無ければ、交代のカードは一枚も切らないだろうと考えていました。
ゲームの状況を見ると、交代自体のリスクの方が高い様にも感じられたし、そもそもこの
ゲームを動かす事が出来るカードを欠いていると思った。それだけに長谷川の投入(康太
の疲労度は良く窺い知れなかったが)にはやや驚いたし、深谷の投入には強い決断力を
感じた。普段、鈴木監督の交代の遅さを嘆いている人は、この深谷投入の「早さ」を全力で
賞賛するんだろうね。勿論。

仮に長谷川以外に前線の選手が残されていたとしても、深谷の投入自体は的確でしたね。
試合前、ツボ、深谷、洋介という控えの面子を見て、どんな展開ならばカードを使い切れる
のかと妄想ツッコミをしましたが、ポジションバランスでは無く、選手個々のパフォーマンス
を見て選ぶ指揮官だけに、CBが多いのは結果にしか過ぎない事を既に十分知っている。

個人的には「ディフェンスの人数が多いから、実力的には十分では無いFWを入れてでも
洋介はベンチから外す」的なメンバー選考は信用が置けないし、自分がCBの人間だったら
そんな指揮官の下では戦いたく無いっす。速攻で京都に移籍します(笑)
だから、「何故攻撃の選手をベンチに・・・」等とは全く考えない。ベンチに選ばれたメンバー
は勿論、イチや慎太郎にも失礼だしね。とにかく、攻撃陣の奮起に期待するだけです。

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また、「ホームで勝ち点3を狙わない交代策」についてはチーム力不足の所産として考える
他無い。一つ言えるとすれば、この日のゲームに勝つ為には、相手のパワープレイに巻き
込まれる前にリードを奪わなければならないゲームだったという事。そこに尽きる。

相手のパワープレイを放置して、前線を投入するも、終了間際に守備が決壊・・・という光景
は容易に想像出来る。残念だが、十分に想像出来た。

終了間際に失点しても文句は言わんから、とりあえず早十を入れろ、深谷は守備では無く
ターゲットとして前線に入れろという人は分かり易くて潔いとは思うけど、そんなんだったら
それまでの戦い方にも不満だらけでしょー。そりゃ大変だ。
両サイドはずーっと攻め残っておくべきだし、相手のセットプレイでも前線に5~6人残して
おけば良いだろう。間違い無く得点の可能性は増えるしな。他の可能性も増えるけど。

叶わなかった事だけを俎上に乗せて、結果論で切り刻むのはアホ臭い。
長谷川がファンペルシだったら、一人で逆転ゴールを奪う事も有り得たし、渡部がプジョル
だったら、深谷を入れなくてもそのまま凌げたかもしれない。
でも、大宮はそんなに強いチームじゃない。そして、そんな大宮が好きなんだから、応援の
姿勢も自ずと決まってくる。・・・いや、ファンペルシが来たら大喜びするけどなw



〔雑感〕

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・順の気迫と意気は雨嵐を突き破って、スタンドまでビンビンと伝わって来た。
今季初スタメン。試合前に子供を抱いて写真撮影に臨む姿を見て、いつも以上に祈った。
興奮の余り、現場では何とも思わなかったが、相当難易度の高いゴールだったと思う。また、得点という結果
のみならず、幾度と無く自陣深くの守備で体を張り、人一倍の運動量で長い距離を走って攻撃に絡む姿に
泣いた。この日の順はメチャメチャ格好良かったよ。プロのサッカー選手として。親父として。


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・北野はMVP的な活躍。抜群のシュートストップで勝ち点1を引き寄せる。
前半、ケネディと永井のシュートをパンチで防いだのを皮切りに、後半は雨あられと降り注ぐシュートを悉く
セーブする。終盤は観ているコチラも「まあ全部止めてくれるだろ」的な感覚に包まれる。きっと、3,000円の
ボディシャンプーが効いている。今直ぐ買い溜めに走ってくれ。


・ゴールキックの時に強風でボールがスポットから流れる事数回。どさくさに紛れて遅延
行為もやれそうな雰囲気。

・青木が決めていれば、全く別のゲームだったよなー。結果ボロ負けかもしれないけど。

・試合前の選手紹介、名古屋サポから青木へのブーイングは無し。ふむ。

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・超超超決定機を外し、大の字で横たわる青木を冷ややかな目でカメラに収めるワシ。
一人での観戦だと、こういう時はそれなりに殺伐としてくるね。

・カルさん復活。細かなミスが多く、本調子とは言い難い出来。それでも、トップ下の起用
自体には大きな違和感は無く、経験と頭の良さを感じさせる。
要はどの様な役割を求めるかですね。チーム状況や対戦相手に左右されそうです。前半、センターサークル
付近のターンで度々相手のプレッシャーを瓦解させる。あ、カルさんの息子クンも可愛いかったー。


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・康太は守備面での数的優位を意識した動き。地味ながらも球際での粘りは目を惹いた。

・相手よりも先に飛び、滞空時間の長さでケネディを退治する菊地。
ナチュラルな膝蹴りwでケネディのやる気スイッチを潰すのも上手い。このゲームでは、ヨングォンとの連携
がクリアで、今後に更なる希望を抱かせる。


・下平が中盤(ヨンチョルだっけな?)に当て、その落としを受けたカルさんがラファを裏へ
走らせる。全てがダイレクトで繋がる展開に痺れた。思わず「ウホ」みたいな奇声が出たわ。

・代表云々みたいな話には興味が無いけど、相変わらず玉田は日本屈指の才能だと思う。
今の名古屋は玉田がボランチ兼アタッカー兼ストライカーみたいなので、色々なプレイが
観られて楽しかったです。

・何となくケネディに飽きた。

・断言しよう。藤本淳吾のボランチは成金趣味だと。うん、NTTが言うなと。

・名古屋は「4-1-1-4」みたいな瞬間が多く、無闇にワクワクする。「スペクタクル」的な意味
では無く、「これは勝てるんじゃないか」的な意味で。

・遠い目で08年の名古屋を思い出す。あのサッカーは機能美満載だったんだけどなー。

・前半、永井に激昂する闘莉王。叫び声が響き渡る。いえいえ、貴方のフィードミスです。

・小川のチャントは足場が崩れる様な半音進行に頭が割れそうになる。あれは何気に拷問。

・今となっては、ハーフタイムの散水とは何だったのか。

・終了間際、松尾一の巧みなポストプレイに沸く。あわやビッグチャンスだったのに。

・近くに女子サッカー選手らしき団体が座っていたのですが、狭山の選手だったとは。
前座で試合があったとは知らず。何となく、大学生とかと思い込んでいたワシは、オッサン特有の「最早若者
の年齢の多少は判断が出来ない」病ですな。皆さんポンチョを携帯しておらず、順のゴールは見られず。


・07年アウェイの三ツ沢を100だとすると、65程度の豪雨指数だったか。むらちょのアーリー
クロスは文字通り視界から消えたからなあ。それに比べればまあ。



順が右サイドで十分な活躍を見せ、康太も中盤の底で献身的に働いた。怪我による東の
不在やその後のオリンピックまでを見据えると、収穫も見つかった。
また、このゲームでは「嫌な時間だな」と感じた瞬間に、ピッチ上で守備陣が互いに声を
掛け合うシーンを頻繁に目にする事が出来た。
チームとして戦い、次こそは勝ち点3を奪ってくれると信じる。

| 大宮アルディージャ | 08:47 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

04/02 19:20に拍手コメントを下さった方へ

小川のチャントの件、分かってくれる人が居て嬉しいです(笑)
何だか落ち着かなんですよね、アレ。メロディラインとして、しっかり着地していない
というか・・・。あの歌が始まると暫くは試合に集中出来ません(苦笑)

| hisau | 2012/04/03 08:16 | URL |















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