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J1第8節 VSコンサドーレ札幌(NACK5スタジアム大宮)

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残り20分。浦和戦後に選手達が口にした「次が大事」という言葉が重く圧し掛かった。
守備的なシフトを選択し、結果的には2年ぶりの連勝に成功する。
ホームで得た連勝の先に見えてくるのは、新たな自信か、それとも「結果のみ」なのか。
連戦の入り口に立ち、新たな期待が大きく膨らむ。

〔大宮公式〕試合結果:J1第8節 コンサドーレ札幌戦

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先発は前節浦和戦と変わらず。
序盤、コンパクトな2ラインを整える札幌に対し、大宮はボールを動かしてスペースを探る。
戦前、札幌は2トップを筆頭に前からプレッシャーを掛けてくる事を予想したが、余り高い
位置からは仕掛けてこない。ハイラインの裏を刺してバイタルを広げるか、ピッチの横幅を
使って網を解くか。東がサイドの裏へ斜めに逃げ、ラファは下がってボールを呼ぶ。

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10分、大剛のサイドチェンジから下平が鋭いクロスを送ると、ゴール正面に飛び込んだ
カルさんが頭で合わせて先制。高い位置まで全体を押し上げ、その上で動きとプレイの質
が結びついた素晴らしいゴールでした。あのポイントへとカルさんが走った距離の短さが
印象的。起点となった大剛のポジション自体も深く、人口密度が高い相手陣内でどの様に
して攻め切るか(早い時間帯に得点を奪うか)の好例になるゴールシーン。

先制後も大宮がペースを握る。サイドバックを押し上げて相手の2列目を押し込み、前線に
当てながら相手のブロックを揺さぶる。しかし、ゴールに向かう動きはそれ程感じられず、
抑揚の無いボール展開と受け手の動き出しの少なさが目につき始める。
先制点の存在が強引な攻め筋を狙う貪欲さを減らし、その分攻撃に迫力を欠いた感じか。
リードの状況だからこそ、緩急のある攻撃と積極的なフィニッシュを見たかったが・・・。

札幌はビルドアップの際に中盤センターの前貴之が両CBの間に落ちて、左SB岩沼を高い
位置へ押し上げる。大外に警戒を与える事で大宮の網を横に緩め、本筋ではバイタルでの
コンビネーションを狙う。メカニズムとしては現浦和のペトロビッチ型に近い。

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ラファと東は大きく開く両CBに圧力を分散させられる。ただ、前線からバランスが瓦解する
事は無く、中盤と最終ラインで挟み込む態勢は維持されている。
浦和戦と同様、ボールが入るまでは大外の選手を捨てて、中央のブロックが2トップに目を
行き届かせる。前田の個人技と近藤の馬力は脅威だが、菊地とヨングォンの出足は悪くない。
戦況を見るとしっかりと2点目を奪い、優位に立ちたいところでしたが、時間の経過と共に
決定機自体から遠ざかる。

前半終了間際、裏のスペースへ出たボールを前田が鋭いターンでヨングォンを外し、周囲
のディフェンスを引きつけ、後方へパス。ペナへ駆け上がった高木のシュートがゴール右上
に突き刺さる。呆気無く同点に追いつかれ、案の定前半の拙攻を悔やむ展開に陥った。
大宮にとっては時間帯も最悪で、後半に向けて暗雲が垂れ込める。

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後半開始直後の魔の時間帯は切り抜けた。しかし、チームの表情は曇っている。
カルさんがブロックの外側へ下がりボールを引き出すが、その次の手は無い。中盤を省略
するフィードか、サイドバックへの一方通行の展開に陥る。
大剛が斜めに降りて、相手センターの脇でボールを引き出すシーンにきっかけを感じるが、
その先にバイタルへ楔を打つ為の連携が見当たらず、再び中央のエリアを経由して反対
サイドへ展開する事も出来ない。流動的な動きからは程遠く、ボール回しは硬直化する。

58分、東を下げて、康太がピッチに入る。足の調子が万全は無い東は大事を取った模様。
青木と康太がセンターでコンビを組み、カルさんが一列上がる。

前半以上に足元でのプレイが増え、攻撃に糸口が見出せない。ラファは淡白なプレイで
ボールを失い、サイドを使って相手を押し込むシーンも減る。チームの重心が下がる。
浦和戦を彷彿とさせるヨンチョルの左45度からのシュートや康太のミドルには手を叩くが、
全体的には各選手の動きの重さに不安が募る時間帯だった。

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70分過ぎ、貴重な勝ち越し点を奪う。ラファの浮き球のパスに対して、ボックスへ走る大剛
が相手ディフェンス2枚と共に潰れる。こぼれ球をフリーで受けた坪内がマイナスへ折り
返すと後方から走りこんだのは青木。右足を巻き込む様に振り抜くと、シュートは左サイド
ネットに吸い込まれた。一斉に立ち上がり拍手とガッツポーズを繰り返すメインスタンドの
ファンの向こう側で、縺れ合う青木と坪内の姿が見える。このゴールは大きい。

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しかし、相手のミスを突いて漸くリードを得たが、ゲーム運びの拙さに変わりは無い。
ラインが下がり、セカンドを拾われて押し込まれる状況が増える。自陣に人数は揃うものの
ボールホルダーに対するアプローチはぼやけている。相手の拙攻もあり、決定的なピンチ
は少ないが、苦戦は続く。
「この試合で追いつかれる様な事があれば、この先にも大きな影を落とすだろう」。
大きな直感に纏わり付かれつつ、とにかく結果だけを望む。

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残り5分を切り、深谷を投入。浦和戦と同じく5バックの態勢で逃げ切りを図る。
ゴール前を固めて、相手のシュートをブロックするが、ボックスを包囲されて、防戦一方に。
5バックへの変更は相手の攻撃を呼び込む形にもなり、それを一旦弾き返した後に相手を
ゴールから遠ざける術を持たない(今の大宮はこの守り方をオプションとして体得出来て
おらず、だからこそ、形振り構わぬ5バックを繰り返したのだろうけれど。個人的には、この
「逃げ切り策」を選手達がどう感じているのかに興味がある)。

3枚目のカードとしてピッチに送られた順がカウンターのチャンスを決め切れず、天を仰ぐ。
3分のアディショナルタイムが過ぎると、待望のホイッスルが響く。遂に連勝を果たした。

内容についてはスッキリしないゲームだった。
「前節のゲームでメンタル的にもフィジカル的にもかなり疲弊をしていました。また、前節
勝ったという安堵感もありました」
という理由はいかにも不可解だけど、ピッチ上の選手が
見せた精彩の無さはそれ以上に不可解だった。

今季、昨年までと比べて守備のスタートラインは高まった印象だったが、浦和戦に引き続き
このゲームでも自陣のケアに重点が置かれた。前節の時点では単なる浦和対策という視点
で見ていたが、終盤の5バックの採用も含めて札幌戦も見ると、別の視点も強調される。
想像が働くのは、連戦に対する配慮とフィジカル的な対策(キャンプの「失敗」に対する
リアクション)辺りか。あ、あとは鈴木監督のご乱心ね(笑)

正直、畏まったプレイとミスが折り重なる悪循環に鬱屈とする時間もあったけど、終わって
みれば、それでもやはり選手達には拍手を送る。
待ちに待った連勝ですからね。それも、ホームで勝ち続けた事が何よりも嬉しい。



【雑感】

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・八百長っぽい上手投げ。

・出たー、NACK5スタジアム初披露の青木のエアプレイン。マガジンのインタビューでの
「パフォーマンスを考えている」って発言は何だったのか。あ、微妙に羽の角度が違ってた?

・ゴールシーンでは、シュート以前の状況判断と動き出しが素晴らしかった。康太とのコンビ
だった事でボックスへの走り込みを後押しした感も。

・単調なパス回しの中で、長い距離をグラウンダーで当てる青木の縦パスには見所が多い。
あくまでも自然にチャレンジが出来ている姿が、見ていて気持ちが良い。

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・カルさん、先制点は渾身のヘッダー。相当無理な体勢だったにも関わらず、頭を振り切る
事が出来る身体能力に脱帽。凄え。あと、前半のラファへクロス(ペナで胸トラした際)の
球質がえげつなかった。あれ、キックの瞬間は手前のディフェンスに引っ掛かると確信した
んだけどなあ。カルさん、凄え。

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・青木へのアシスト後のツボ。青木のゴールでメチャクチャ興奮していたのに、ツボの男前
な表情を見た瞬間に何故か脱力するという不思議。「(2点目の場面は)あの高い位置に
いて、珍しく落ち着いていたので(笑)、撃っちゃおうかなと思ったけど、撃っても入らねえだろ
と思ったら後ろから青木が呼んだので出した。ラッキーだった」
 
何だ、その夢の無いコメントは(笑)サッカー選手を目指す世界中の子供に教えてあげたい。

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・下平のゴールライン上でのブロックは値千金。先制のクロスは悪魔の左足っす。

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・菊地選手、J1 100試合出場おめでとう!厄介な相手2トップに対して、前で戦う姿勢を貫き
通す。頼もしかったな。

・(ヨンチョルのシュートを導いた)ヨングォンの縦パスに沸く。流れの中でディフェンスライン
からあのタイミングであのパスが出るチームになるとは・・・。ペップ⇒ロマーリオラインを・・・
は言い過ぎですね(笑)ウン。

・毎年、ゴールデンウィークは何となく不穏な印象がする。って、これは全て張さんの責任に
しておけば良いんですかね?

・マエシュンは信頼されてるんだなあ。シュートに持ち込むアイデアや引いた位置でのプレイ
には冴えがある。同点弾のアシストと暴れん坊将軍は圧巻でしたね。

・近藤はやばいな。体が。

・去年、TVで札幌のゲームを観る度に驚かされた内村選手。4~5点リードとかだったら、
もう少し長い時間見たかったけどな。いや、全くそんな気分じゃ無かったけど。

・それでもゴンは見たい気分。

・スヌーピーの登場が青木のゴールを呼ぶ。

・スタジアムに到着すると「Born Slippy」が鳴り響く(今年は、試合開始15分位前に毎回
流しているよね?)。ノリは良いけど、あのグダグダな歌詞を思うと複雑な心持ち(笑)

・「アレ、この選手って前は清水に居なかったっけ?」と高木純平を特定する妻にびっくり。
ついこの前までは河原と寺川の区別もつかなかったくせに。

・ついこの前までは浦和レッズダイヤモンドだと思っていたくせに。

・群馬勢、躍動の日。帰宅後、何とも直樹らしいゴールに力が入る。良いゴールだなあ。
それにしても昨年アレだけありつけなかったビッグマックを早くも手にするとはな。「同じ中学
の先輩後輩が揃ってビッグマック」ってのは、なかなかの快挙でしょ。



「内容か結果か」という問いは無意味だと思うし、「勝てばそれで良し」というのは一種の詭弁
だとすら思う。敢えて書けば、仮にこの様な試合を続けていけば、上積み出来る勝ち点は
自ずと限られるだろう。「結果」はそんなに甘くない(一瞬カペッロの顔が思い浮かんだけど、
見なかった事にする)。

現在を生きる為の勝ち点は不可欠だし、未来を生きる為の戦いも絶対に必要。
今日も食わなければならないし、明日も食わなければならない。健やかに暮らす為には
色々と必要だからねえ。
今は「勝ち点を積み重ねる事で見えてくる課題もあるはずだ」と妄想してみるか。
そもそも、そんなに勝ち点を積み重ねた事が無いから、120%の妄想なんだけど(苦笑)

| 大宮アルディージャ | 21:44 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

勝ち点3を取るために、予算をどのくらい使うのか、選手含めたスタッフの時間をどれくらい使うんだろうと考えると、どんな手を使っても勝ち切る姿勢は必要な気がします。(今季は慎重に勝ち点を積み重ねないと恐い結果が待ってのではと...)

寧ろ今までその姿勢を感じなかった点では、潮目が変わった感じがします。

実は今回京都よりNACK5へ参戦しておりました。
連勝はたのし!率直な意見として、これに尽きます。
次節は初の関西ステージ!声出しに行きますよ~!!

| 京都のオレンジ | 2012/05/01 00:21 | URL |

いえいえ

今でも『浦和レッズダイヤモンド』だと思ってますから!!(・ω<)てへぺろ

| ぴちょん | 2012/05/01 22:31 | URL |

昨日帰国し、本日より社会復帰しましたよ(苦笑

昨日試合の映像を確認しましたが、元気の無さは感じましたね。
スタジアムで見ていないのであまりよく分かりませんけど。
2戦続けて個人の良さから点が取れたので、そこは収穫でしょうかね。
卵が先か鶏が先かじゃないですけど、結果が出てるのは良い事に決まっていますしね。

| スーザン | 2012/05/01 22:34 | URL |

京都のオレンジさん

鈴木監督にとっては3年目ですし、早い時期に一定の結果が求められるのが
道理だと思います。あと、下位に沈むチームに所謂強豪が多い事もファンから
すれば不安材料ですしね。

内容以前にこの時期に連勝を果たせた事は大きいですね。
それもホームですからね。暫くの間、戦う為の糧を得た感じはします。

神戸で3連勝といきたいですね。私もホムスタに駆けつけますよ!

| hisau | 2012/05/01 23:40 | URL |

ぴちょんさん

高木純平>浦和レッズダイヤモンドなのは貴方だけです。
というか、てへぺろ言いたいだけやん。

| hisau | 2012/05/01 23:44 | URL |

スーザンさん

おお、お帰りなさい!イェラヴィッチ爆発でしたねー。

札幌戦ですが、前半の一部では良いサッカーも見られましたね。
札幌のコンパクトな陣形を考慮すると、敢えて狭い間を繋ぎ続ける必要は無かったですし、
連戦も考えると戦い方自体はそれほど不自然では無いかなと。
何よりも結果が必要な時期と状況(特にホームでの勝利という意味で)ですから、大きな
連勝だと思います。神戸戦は色々な意味で楽しみです。

| hisau | 2012/05/01 23:53 | URL |















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