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J1第10節 VSガンバ大阪(NACK5スタジアム大宮)

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両チームの不振を反映する前半を経て、後半は狭い糸口から虎の子の1点を奪い取る。
相手の不調に救われた事は否定出来ないが、今は勝ち方を身に付ける事が大事。
その道中で上へ行く為の野心を育てられるか。地に足は着いている。

〔大宮公式〕試合結果:J1第10節 ガンバ大阪戦

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鈍色の空から大粒の雨が落ち、雷鳴が轟く。ゴール裏のコンコースで雨宿りをしていると、
キックオフが1時間遅れるというアナウンスが耳に入る。

前節神戸戦からのメンバー変更は1点。ヨングォンに代わって深谷が先発に名を連ねた。
大宮は最近馴染みとなりつつある引き気味の守備陣形で戦う。リスクを削りながら攻撃の
手を窺うが、ラファが下がってボールを受ける一方でバイタルが無人となる時間も多く、
相手CBに脅威を与える事は出来ない。青木とカルさんへのバックパスを使って東や大剛
が前を向く機会を狙うも、中盤を押し上げる間に攻撃のスピードが上がらず、ダイナミズム
を欠く。下平、ヨンチョルのラインは狭いエリアに押し込まれ、サイドから強引にボールを
流し込む事も出来ず、行き詰まりを感じる。

ガンバは、後方でのボール回しに連動して2列目が絞り、空いたスペースへとサイドバック
が進出する定跡通りの形。センターバックが本職の丹羽が右SBに入った事もあり、藤春を
前へと出す左肩上がりの態勢で中央を広げ、中盤の底から楔を狙う。

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しかし、ガンバは攻撃のスピードを欠き、全体的には慎重な(それも自らを落ち着ける事が
目的に見える)佇まい。これまでの成績が表す通り、やはり以前のガンバとは違う。
ガンバといえば、遠藤が最前線へ縦パスを当て、その落としを2列目が近距離でサポートし、
ワンタッチで最終ラインの裏やサイドを攻略する、というシーンが思い浮かぶが、その様な
展開が訪れる気配は皆無。まず、中盤との距離が遠い前線が孤立しており、引き気味の
守備網を解くサイドバックや中盤の飛び出し、バイタルでの崩しは見られない。
ある程度ボールを回されても、崩される展開では無さそうだ。しかし、危険は別の所に潜む。

15分、東がワンタッチのポストプレイでボールを失うと、カウンターに晒される。
一気にゴール前へと運ばれると最後は倉田のシュートがクロスバーを叩く。
ラファが低い位置で繰り返しボールを失っている事も含め、最も怖いのは安易なロストから
カウンターを喰らう事。攻撃時のボールを受ける「弱さ」に危険を感じる。特に、カルさんの
背後やツボの裏のスペースが空いた状況での前線の軽いプレイには肝を冷やす。

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大宮はヨンチョルのドリブルで押し込み、そこからボールを戻してバイタルの隙を狙うが、
最後はラファと東が挟み込まれて、フィニッシュに持ち込めない。
ガンバは間のスペースで阿部や倉田が顔を出し、藤春の上がりを絡めて打開策を探るが、
大剛のプレスバックと坪内と深谷の体を張ったブロックでそこから先は許さない。
ラインが低く、押し込まれる時間が長いが、現在のチーム状態を考えると現実的な時間の
使い方に見える。時間と共に青木がバイタルでパスコースを切り、セカンドを拾う場面が
増えてきた。低調な戦いの中、自陣の風は一旦止む。問題はどの様にしてボールを運び、
その上で相手のゴール前に人数をどれだけ残せるか。

互いに決め手を欠く展開の中、遠目から狙うミドルは単発に散る。
神戸戦に続き、開始早々に足首を気にする素振りを見せた東や、相手マーカーとの争い
で主審に不満を訴え続けるラファを見ても、40分を過ぎる頃には、前半はこのままで・・・と
いう気持ちが勝る。前半終了間際、坪内のクロスにラファが飛び込み、その後の混戦から
大宮がシュートを連発するがゴールを割る事は出来ず。前半終了。

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ハーフタイム明け。ラファの姿は無く、長谷川がピッチに送り出される(試合後の鈴木監督
のコメントではラファは打撲との事)。
結果的には長谷川の投入が大きかった。前からボールを追い、味方の守備の軸足を固め、
前線で体を張ってボールに競り合う事で、東やヨンチョルが前を向く機会は増え始めた。
人数を掛けた攻撃が難しいチーム状態だっただけに、前線だけでフィニッシュに持ち込める
態勢が整った点に期待が膨らむ。時間と共に間延びする中盤を考えても、悪くない流れだ。
   
左サイドへの展開の後、長谷川がペナ付近から左足を振りぬくが、惜しくもゴール右へと
逸れる。ただ、その後のスタンドの雰囲気からもシュートで終わる事の意義を肌で感じ取る。
反撃の機会は来る。ボールを持たれる時間は長いが、粘り強く戦い、行ける時には確実に
シュートに繋げる事が重要。息を吹き返しつつある東や中盤で奮闘するカルさんの姿を
見つめ、手を叩く。

70分過ぎ、大宮が決定機を逃した直後にガンバが最大のチャンスを迎える。
ガンバは、途中出場の佐々木のアーリークロスにファーでフリーを得た遠藤が頭から飛び
込むが、シュートはゴール左に逸れる。完全にやられたと思い、瞬間、息が詰まった。
明神と佐々木を入れ、遠藤をトップ下に上げる4-2-3-1へと移行したガンバにとって、注文
通りの形だっただけに、大宮にとってはまだ運が残されていると感じる。

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その直後、大宮の左サイドがボールを繋いで、開けたバイタルへ折り返す。カルリーニョス
が強引に左足を振り抜くと、相手の足に当たったボールが宙を舞い、ガンバの最終ライン
の裏へポトリと落ちる。飛び出した東とヨンチョルがGK木村と交錯し、混戦の中でプッシュ
したのはヨンチョル。ボールがゆっくりとネットに包まれる。貴重な先制点!!
バックスタンドへと駆けるヨンチョルの背中へリンダリンダを浴びせる。

遂に均衡を破った喜びと共に、頭の中ではいかに追加点を奪うのか、そして相手のカード
に対して、どの様に逃げ切りを図るのかに関して想像を巡らせる。
個人的には遠目から狙える(それ故、DFラインが引き出されて、CBの間を通される可能性
が高まる)パウリーニョの方が怖い気もしたが、ガンバは最後の交代でラフィーニャを選択。
終盤は中澤を前線に上げてロングボールを増やすが、大宮もヨングォンを入れて5バックで
迎え撃つ。最終ラインの前ではカルさんが防波堤として、ボールを次々と外へと掻き出す。

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カウンターから青木が長い距離を飛び出してビッグチャンスを迎えるが、相手ディフェンス
に阻まれ、惜しくも追加点はならず。しかし、溜息は直ぐに「無敵大宮」で掻き消された。
フラッグ付近でヨンチョルがしっかりとボールを守り、アディショナルタイムを消費すると、
2006年以来となるホーム3連勝に辿り着いた。



【雑感】
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・やけに色々な選手が下平の肩を叩きに来るなとは思ったけど、やっぱり想いは強いよな。
本当に勝つ事が出来て良かった。

・追加点なるか、と湧いた長谷川のヘッダー。「長谷川の頭に届けた」と形容するしか無い
下平のクロスに大拍手。手前のディフェンスを超えて、且つ長谷川に届くというポイントに
落とす絶妙のキックに、思わず前のめりになる。

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・後半、下平とヨンチョルのワンシーン。右前方のヨンチョルに預け、自らがマーカーの裏に
飛び出すかと思った瞬間、下平はその場でストップ。再びヨンチョルからパスを受けると、
タッチライン際へ斜めに逃げるヨンチョルへ通す縦パスを狙う。このシーンの瞬間、角度的
に下平がワンツーのリターンを受けるコースは無いぞ・・・と思ったので、プレイの選択と
左足の技術、そして、それに対する自信やら何やら全てに唸って唸って唸りまくる。それに
しても、味方の特徴を活かし、利用するのが上手い。面白いだろうな、アレだけ局面を操る
事が出来れば。

・相手を外す一瞬の速さは無くとも、接近戦に滅法強い男。それが男前下平。

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・走り、絡み、奪い、抜け出し、交わし、捌く。縦横無尽にエネルギーを撒き散らすカルさん。
一度抜き去られた相手を猛然と追い返し、自陣バイタル付近のスライディングでボールを
取り戻したプレイにこの日最高の興奮を覚える。

・攻守においてカルさんの「あと一歩」の感覚は素晴らしい。相手を外し、ボールに触れる。

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・ヨンチョルの泥臭い決勝点がチームを救う。ラファがピッチを離れた後に1対1の仕掛けが
増えて、ボックスでの見せ場を作る。やはり、プレイエリアの問題が大きいのか・・・。

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・急遽出場の長谷川が流れを変える。足元でボールを収めて時間を作り、ルーズボールの
競り合いで東やヨンチョルの足を動かす。前線でのプレッシャーも試合展開に嵌った。
足裏を使ったターンでカウンターを招いたシーンには湧いた。

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・ヨングォンに代わって先発出場を果たした深谷。序盤の窮屈そうなプレイには不安も感じ
ましたが、引いて弾き返すという点では強さを見せる。簡単にボールを失った前線に叱咤を
飛ばす光景が印象的。あ、流石に「菊地が右、深谷が左」では無かったですね(笑)

・前半、いつに無く距離が出る北野のキックにラファもビックリ。後半は至って平常運転で
妙な安心感も。

・戻って来た早十。頼もしく見えるのは微妙な髭のせいだけでは無いはず。

・ガンバのベンチは黄金メンバー。松波と實好が入れば十分に戦える。

・佐々木の仕掛けのアイデアを後ろのお父さんが絶賛。いやはや、確かに凄かった。

・佐藤晃大に集まる野次はタカユキ(ジーコの声で再生)的なそれにソックリ。

・今年のモードは、ホームではチケット代を還元するお仕事に徹し、サッカーを追及するのは
アウェイで好きなだけやりなさい的な何かだったりして。

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・ダンスショーを終えて屋根がある場所に避難して来たアルディの体積が相当な邪魔。
雨から逃れる様にダッシュでエレベーターに向かう姿には萌えたけれど。

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・小馬鹿にする様なミーヤの笑みを眺めながら、勝って兜の緒を締めよ。



完封勝利とは言え、守備面での課題も多いゲームでした。連動したアプローチや個々の
球際の争いでは鋭さや強さがより一層求められる。その上で、攻撃に繋げる為の守備を
手に入れたいところ。
鳥栖との戦いはホーム3連勝の経験を活かす絶好のチャンスになると思う。厳しい試合に
なる事は必至ですが、ハードワークで勝ち点を持ち帰ってくれる事を期待しています。

| 大宮アルディージャ | 23:09 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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| | 2012/05/08 20:51 | |

12/05/08 20:51にコメントを下さった方へ

良いかもしれませんねー、こういう非公開も(笑)
よく考えたら普段スタジアムで話している事って97%くらいは非公開レベルの話ですしね(笑)

下平のストップとパス&ゴーは見応えがありますね。ストップがその後のワンツーを活かす
場合もあり、サイドバックという限られた視野の中での駆け引きが面白いなと。
改めて思い返すと、長谷川へのクロスは変な蹴り方だったなあと。
チップには見えなかったんですが、掬い上げる様なスイングで、「え?あれでコントロール
するの?」ってびっくりしました。ピンでの観戦のくせに、妙に興奮して「凄えクロスやなー」
みたいな事を何回も口走ってしまいました。危ないオッサンですね(笑)
外れたシュートを見送りながら、淡々とポジションに戻る下平の姿に惚れましたよ。アレは。

えー、ここ2年間ほどで、早十以上に印象が変わった選手は居ませんね。確かに五輪の
期間は何気に楽しみです。

深谷の件は色々とノーコメントです(笑)まあ、どういうサッカーをしたいのかですよね。
様々な角度から、今後に注目ですかね。

長谷川の「質」に関しては想像通りとも言えるのですが、それが今のチームにとって十二分に
有効だったというのは、個人的には不満に感じたり・・・。何、偏屈な事言ってんだって感じですが(笑)
あ、個人的には長谷川は好きなタイプの選手ですし、前からの守備は不可欠だと思いますけどね。

札幌戦は珍しく仕事の為に行けなさそうな気配です・・・。
順や康太、ぎーさんや内村のプレイぶりを後で教えてくださいな(勝手な妄想)。
そういえば、今日帰りの電車で近藤そっくりの兄ちゃんが眠りこけてました(笑)

| hisau | 2012/05/09 01:16 | URL |















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